虹の橋
天国の、ほんの少し手前には、
「虹の橋」と呼ばれる楽園があるのです。
この世でパパやママにとても愛された子達は、お別れを迎えると
虹の橋へと向かいます。
虹の橋の、緑の草原と丘の上。
子供達は思いきり駆け回り、友達と一緒に遊びころげています。
美味しいご飯も、新鮮なお水も、温かい日差しもいっぱい。
みんな、とっても気持ちよくて、ご機嫌。
病気をしていた子も、歳をとった子も
虹の橋では、元気いっぱいの姿に戻って
傷ついて動かなくなった手足さえ、元通り。
パパやママの心にある、あの一番輝いていた我が子が
そこには居るのです。
子供達はみんな、満ち足りた気持ちで、
幸せに暮らしているのだけれど
ただ、一つだけ….
そう、一つだけ….
離ればなれになってしまったパパやママのこと
それだけが気がかり….。
それは、いつものようにみんなで遊んでいた日のことでした。
ふいに、ある子が立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳は、キラキラと輝き、その体は、嬉しさに震えています。
突然、その子は仲間達を後にして、緑の草原を駆け出しました。
早く、早く、急げ、急げ。
あなたの姿を見つけたのです。
虹の橋で再会した、あなたと愛する我が子。
その胸に固く抱きしめれば、
もう二度と、離ればなれになることはありません。
懐かしいキスが、あなたの顔に降り注ぎ
あなたは、あの頃と同じように、優しく頭をなでながら
我が子の瞳を見つめ返すのです。
あなたを信じ切って見つめてくる、まっすぐな瞳。
お別れしたあの日から、ずっとずっと片時も忘れることの無かった
愛しいその瞳を。
そして、あなたは愛する子と手をつないで
天国への門をくぐるのです…。
作者不詳
(訳:Somali+ism【ソマリズム】りんぽぽ&しゃおらん)
Rainbow Bridge
Just this side of Heaven is a place called Rainbow Bridge.
When an animal dies that has been especially close to someone here,
that pet goes to Rainbow Bridge.
There are meadows and hills for all of our special friends
so they can run and play together.
There is plenty of food, water and sunshine and
our friends are warm and comfortable.
All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor;
those who were hurt or maimed are made whole and strong again,
just as we remember them in our dreams of days and times gone by.
The animals are happy and content, except for one small thing:
they each miss someone very special, someone who was left behind.
They all run and play together,
but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance.
His bright eyes are intent; his eager body begins to quiver.
Suddenly, he breaks from the group,
flying over the green grass, faster and faster.
You have been spotted, and when you and your special friend finally meet,
you cling together in joyous reunion, never to be parted again.
The happy kisses rain upon your face;
your hands again caress the beloved head,
and you look once more into those trusting eyes,
so long gone from your life, but never absent from your heart.
Then you cross the Rainbow Bridge together…
*Author Unknown*
〜「虹の橋」について〜
インディアンの古い伝承に基づいているとされる「虹の橋」は、作者不詳のまま、インターネットの世界を通じ広く欧米に伝わり、今では日本の多くのサイトでも訳され、親しまれています。
現在はソマリママの私達ですが、かつてうさぎママだった時、とても大切にしていた初代の女の子が突然空に旅立った際に、酷いペットロスに陥りました。それを救ってくれたのが、この短編詩との出逢いでした。
2007年の「Somali+ism【ソマリズム】」リニューアル以降、私達は「虹の橋」への恩返しの意味も込めて、オリジナル拙訳を掲載しています。
実は、世界中のいたる地域に、同じような伝説が存在します。人は亡くなると、生前愛した動物と再会し、その導きで天国に至るというもの。
時代や民族を超えて語り継がれる物語には、きっと「真実」が潜んでいると管理人達は信じます。
まだ幼かった三女ソマリを喪った時も、かならずまた逢えるという信念だけが私達の支えでした。
そして、私達にソマリの魅力を教えてくれた大切な長男ソマリくんを見送った後、信念は確信に変わりました。
私達にとって、「虹の橋」は夢物語ではなく、「確実に存在する再会の地」なのです。
愛するペットを亡くした経験のある方に、心をこめてこのページを贈ります。
「虹の橋」には、二つの物語があるようです。この世界で、誰からも愛されることなく旅立っていった子達の物語 >>虹の橋で (ソマリズムオリジナル訳)
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* 犬の十戒 *
ペットとの絆をつづったもう一つの短篇詩「犬の十戒」も、拙訳でご紹介しています。こちらも是非ご覧ください。犬・猫・全てのコンパニオンアニマルからの心の叫び >>犬の十戒 (ソマリズムオリジナル訳)
*ソマリ〜ず猫画館 *Merry Pranks**
当サイトの主人公、6頭のソマリ〜ずとのドタバタな毎日を綴ったブログです。賢くてやんちゃな甘えん坊、人間が大好きで、よく「犬のような猫」と言われるソマリ。はたしてその実態は?。是非こちらにも遊びに来てくださいね。 >>ソマリ〜ず猫画館 *Merry Pranks*