今から8年前。ひとりっ子だった長男ソマリに妹を迎えようと思った時、主治医に尋ねてみたことがあります。
「もう1頭ソマリを迎えたいんですが、1歳7ヶ月までひとりっ子だった甘えん坊の長男にとって、やっぱり同じ猫種の方がストレスがかからないですか?それとも他の猫種の方がいい面もありますか?」と。
先生は、個体差もあるからと笑ってらっしゃいましたが、次のようなことを教えてくださいました。
「猫にも活発な猫種とおっとりした猫種があるので、できれば活発な子同志、おっとりした子同志の方が、ストレスはより少ないと思います。そういう意味では、同じ猫種なら似たような気質の可能性が高いので、うまくいくと思いますよ。ただ、あまり気が合い過ぎて、同じ寝場所を好んだりしてテリトリーがかぶる可能性もありますから、その辺は気をつけてあげたいですね」
今、10年猫ママをやってきて、改めてなるほど〜と思う言葉です。そして、ソマリ同士の組み合わせがとても相性がいいということも、実感しています。
では、他の猫種とは相性が悪いのかといえば、もちろんそんなことはありません。実際、他の猫種ちゃんと仲良く暮らしているお友達のお家もたくさんあります。
ちょっと古い猫図鑑には、「ソマリは神経質な性格で、多頭飼いにはあまり向かない」というようなことがまことしやかに書かれていたりもしますが、6ソマリのママとして、その表現には全く同意しかねます。
感性が豊かで賢い猫なので、神経質と捕らえられないこともないですが、もっとふさわしい言葉は、「神経が細やかで周囲に気を使える」ということではないでしょうか。
同居猫や同居の異種家族のことを思いやったり、その場の空気を読んだり...そういうことが、自然にできる気質なのです。我が家のソマリ達は、うさぎさんとも仲良しでした。
明るく賢い性格だからこそ、どんな猫種ともうまくやっていけるんだと思います。
ただ、一つだけ気に留めていただきたいとしたら、先の先生の言葉ではないですが、先住の子がとりわけおっとりした性格だったり、年齢的に静かな環境を好むようになった、シニアにゃんがいるご家庭に、ソマリの子猫を迎える場合です。
ちびっこソマリはかなり活発で、運動量も多く、他の子に激しく遊びを仕掛けていく子もいますので(もちろん悪気はいっさいなし、仲良く一緒に遊びたいだけなんです(;^-^A)、それが先住ちゃんのストレスにならないよう、ママパパが充分に気を配ってあげてください。
ソマリの基本的な性格については「ソマリの性格」でも詳しくご紹介しています。
我が家は長い間、うさソマ家族でした(*^-^*)