ソマリに限ったことではないですが、多頭生活を始める際に、一番気をつけてあげなくてはならないのは、両者の健康状態です。
新人猫も先住猫も、必ず健康診断を受け、体調のいい時にお迎えするのがベストです。もちろん、寄生虫など感染する可能性のある病気は、事前に治療しておきます。
獣医師の方々に指導していただいた、理想的な対面のさせ方は以下のようなものです。
◎ 新人を迎えたら、両者を別々の部屋に置き、匂いのついたものだけを交換して慣らし、その間に検便などを済ませる。
◎ 検便が「問題なし」ならば、新人をキャリーに入れたままで、先住に対面させる。
◎ 先住の興奮が完全におさまったら、人間監視のもとで、短時間接触させる。
◎ 最初の1週間くらいは、子猫と先住のテリトリーを分け、少しずつ接触の時間を増やしていく。その間に、再度両者の健康診断を受ける(環境が変わったことによって出てくる症状もあります)。
もちろんメンタルケアも大切です。
新しい家族が増える際、子猫の方には順応性がありますが、メンタル的に大変なのは、自分のテリトリーに新人を迎え入れる先住ちゃんの方です。たいていの場合、先住の抱えるストレスはたいへん大きいと思って下さい。
何につけても先住を優先し、子猫が来たことでお兄ちゃんお姉ちゃんの権利が奪われることのないよう、ママパパが気を配ってあげたいですね。
意外と見過ごされがちですが、子猫を迎えてから、先住ちゃんのベッドや食器などの位置をバタバタと変えるのは避けてください。自分が追いやられた気になってしまいます。多頭飼いに伴うレイアウトの変更は、新人ソマリちゃんのお迎えが決まった時点で、済ませておきましょう。
逆に、子猫を迎えるのと同じタイミングで、必ず増やしていただきたいのは「トイレ」です。これを怠たることは、先住にストレスを抱えろと言っているようなものです。理想のトイレ数は猫の数+1個と言われますので、参考になさってください。
これらのことを全て実行しても、先住ちゃんが過度にナーバスになってしまった時の対応として、メンタルケア用品なども効果がある場合があります。よろしかったらこちらをご覧ください→「ソマリ〜ずのメンタルケアサプリレビュー」
早く仲良くなれるといいね♪