キャットフードをあげる回数は

ソマリに限らず、猫に１日何回ご飯をあげるのが理想的かは、獣医師によっても意見が分かれるところです。一般的には、「キャットフードは置き餌を避け、１日２〜３回に分けて、定時にあげましょう」という意見が多いかもしれません。

その理由は、置き餌のように常にご飯が食べられる状態だと、尿がアルカリ化しやすく(食後の尿はアルカリ性に傾きます)、それが泌尿器系疾患の原因になる可能性があるからだそうです。

一方で、猫の本来の食餌スタイルは、小分けにして食べる事だと主張する専門家もいます。実験によれば、猫ちゃんに任意にご飯を食べてもらったところ、１日１６回に分けて食べたのだとか(;^-^A。

猫ママ・パパさんの声としてよく聞くのは、「食事を１日２回程度にしたいが、一度にたくさん食べられない子なのでそれができない」という意見です。たしかにうちのソマリ達の中にも、一度にある程度の量以上食べると吐いてしまう子が２にゃんいます。ですので必然的に、数回に分けてご飯を与えることになります。(置き餌にはせず、その都度あげています)

そういう意味において、１日何回食事を与えるかは、その子の体質でも変わってくるでしょうし、又、ご家族の出勤など生活スケジュールによるところも大きいかと思います。

例えばうちのソマリ達の場合、一度の量が多めで１日３〜４回食べるグループと、一度の量が少量で１日８回くらいに分けて食べる子がいますが、定期的に尿のpHを測ってみて、小分けグループの方がアルカリ化しているという傾向はありません。

むしろ、一番気をつけなくてはならないのは、フードを与える回数よりも、キャットフードの酸化ではないでしょうか。密閉容器からお皿に移されたフードは、時間の経過と共に酸化していきます。酸化したフードを食べることは、猫の体にとって、とても悪い影響を及ぼすと主張される専門家は多いです。

特にウエットフードは痛みが早いので、数時間放置することは避けてください。お皿に出して３０分以上経過した分については、残りは捨ててしましょう。また、飼い主さんの出勤時にカリカリ(ドライフード)を置き餌される場合には、帰宅したらすぐに新しいフードに取替えてください。

キャットフードを入れる猫用食器は、プラスチック素材だと、表面に細かい傷がつき、そこに貯まったフードのカスが雑菌を繁殖させる場合があります。陶器やステンレスを選び、毎日きれいに洗って、しっかり乾燥させましょう。

美味しいものは一日何回でも食べたいのニャ