お返事

ソマリの噛み癖はある程度は矯正できると思います。が、どの程度まで治せるかは、その子の月齢や性格によっても違ってくるのではないでしょうか。

ブリーダーさんは、通常子猫を生後2ヶ月半〜3ヶ月まで手元に置いてから送り出しますが、その間に子猫はママや兄弟との遊びを通して、手加減して噛むことを覚えます。また、ブリーダーさんも送り出す前に噛み癖がつかないよう躾をします。そのため、ブリーダーさんから迎えた子が人間の手を噛んだりすることは滅多にありません。

が、ペットショップは早い月齢で子猫を入れるため、まだ充分な社会性が身に付いていない子も多く、噛む時の力加減もわからないのです。我が家も、ペットショップから迎えた長男にだけ噛み癖がありました。

噛み癖をつけない一番の基本は、子猫をお迎えしたら、絶対に人間の手で遊ばせないことです。素手で遊ばせると、人間の手を噛んでいいものと認識してしまいます。

ただ、迎えた時点ですでに本気噛みが身に付いてしまっている子もいますので(うちの長男もそうでした(;^-^A)、そういう子には躾をしなくてはなりません。

猫の飼育書などには、「噛まれたら人間も噛み返して、噛まれると痛いことを教える」「人の手を噛んで来たら、その手を猫の口の方へ思い切り押し返す」など、噛んだら痛い想いをさせて躾けをする方法が書いてあったりします。それで上手くいけばいいですが、ソマリの場合、情緒が発達している子が多いので、もしかしたら逆効果になってしまうこともあるかもしれません。

実は、我が家はそれで大失敗。プライドの高い長男は、ママのその仕打ちに気持ちを傷つけられ、グレかけて(逆に凶暴化しかけて)しまいました;;;。

そこで、私達がとった手段は、次の方法です。
◎手袋や厚手のソックスでよく噛まれる部分を常にガードしておく
◎愛猫が噛んできたら「痛い!!」「キャー!!」「コラ!!」などと声を立てずに、無視して平然を装う。(声を出すと、相手にしてもらっていると勘違いしてしまいます)
◎まだ噛み続けるようなら、すっと席を立ちその場から離れる。
◎噛むアクションを見せ続ける限り、無視を続ける。
◎おさまったら褒めて、たっぷりと遊んであげる。
◎噛んできたら又無視する。

これを根気よく続けた結果、長男の噛み癖はほとんど治りました。まだ生後3ヶ月の時期だったので、矯正も早かったのかもしれませんが、噛まれるとつい反応してしまうというママパパさんは、一度この方法を試されてみてはいかがでしょうか。

甘噛みを覚えたソマリ
今やすっかり甘噛みを覚えた長男(笑)

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