お庭があるご家庭でソマリを飼っている場合、愛猫を庭で遊ばせることもあるかもしれません。たしかに庭は自宅の敷地内ですから、外に連れ出すような緊張感もなく、軽い気持ちで日光浴させてあげようと思いますよね。
でも、その前に少し考えてほしいのです。そこに本当に危険性がないのかどうかを。
一番危険なのは、目を離したすきに脱走してしまうことです。すぐに捕まえられればいいですが、そのまま逃走して行方不明になってしまう可能性もないとはいえません。
もし、愛猫が外で暮らすようなことにでもなれば、そこには「交通事故に遭う」「ウイルス性の病気をもらったり、寄生虫に感染する」「行方不明になる」「ケガをする」「誤飲事故・中毒などをおこす」「猫同志のケンカに巻き込まれる」「他の動物から襲われる」「人間に苛められる」「他の人間に拉致される」など、多くの危険が待っています。
最悪の場合、もう二度と見つけられない可能性もあるのです。
また、ハーネスを付けて遊ばせているから大丈夫というご家庭も、庭に危険な植物が植えられていないか、充分に注意してください。猫がちょっと口にしただけで中毒を起こしてしまうような植物は、実は数多く存在します。
通常、ブリーダーさんからソマリを迎える場合には、「完全室内飼い」を条件での契約となりますが、ブリーダーさんによっては、庭やベランダで遊ばせることも、「完全室内飼い」に反すると考える方もいらっしゃいます。
実際、管理人が耳にしただけでも、庭に置いてあった農薬や、こぼれたガソリン(灯油?)などを舐めて亡くなってしまったソマリちゃん、有害な植物を口にして中毒を起こしたり、ベランダから転落してしまったソマリちゃんの例もあります。
事故を起こしてから後悔するよりも、事前に危険な要素を取り除くのも飼い主の務めではないでしょうか。
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