Lapis Luna
Lucia Lino
Lycka Leal
Laula

ソマリ母ちゃん記念日

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私達が、最初のソマリとなるラピに出逢ったのは、2003年10月29日のことでした。

その日からさかのぼること約3ヶ月。

我が家にわんこかにゃんこを迎えたい..という漠然とした思いから始まったしっぽ家族探しは、ネットでソマリという猫の存在を知った瞬間から急展開し、ソマリ一本にロックオン(笑)。

毎日毎日、都内のペットショップに電話をかけて、ソマリがいるか確認したり、猫雑誌やネットでみた「ブリーダー」さんに問い合わせをしてみたり、そんな日々を過ごしていました。

その当時、ソマリは今ほどメジャーな猫種ではなかったため、問い合わせをすれば必ず居る…という状況にはほど遠かったけど、それでもラピと出逢う前に、ペットショップやブリーダーさん宅で見学した子猫は15頭以上。それだけの数の子猫を見ながら、全然決まらなかった。

住まいはペット可マンションだし、猫の飼育本で勉強もしたし、準備は万端。今すぐにでもソマリの子猫を迎えたい!!…そんな熱い思いを持っている人間が、可愛いソマリの子猫を目の前にして、この手に抱っこして、どうして「この子にしよう」っていう決断に至らなかったのか…

あまりにも決断できない自分たちに半ば呆れ、もしかしたら私達はうさぎさんしか心底可愛いと思えない(当時うさ息子達もいたので)冷血人間なんじゃないかとさえ思いました。

が、あの日ラピを見た瞬間に、その理由が分かったんです。

当時の私達の第一志望カラーは「ルディ」だったので、お店の方から「お客様ご要望のルディじゃないですけど、とっても可愛いレッドの子猫が入ったので見に来られませんか」と連絡を受けた時、実は、あまり期待していませんでした。

でも、そのショップを訪れ、子犬子猫コーナーの前に立った時、私達はスタッフに尋ねるまでもなく、一頭のソマリの子猫に釘付け!!。二人同時に「キャー!!!可愛いーーーー!!!」と大きな悲鳴を上げていました。

そして、次の瞬間「こんな可愛い子をうちに迎えていいの〜〜〜〜!!!」って。それはまるで、自分がロケットになって銀河系まで発射したような高揚感。

それで分かったんです。

これが「運命」のビビビ。神様がくれたシグナルなんだって。

今まで逢って来たソマリの子猫達は、可愛いけれど、私達とは赤い糸がつながっていなかった子達。だから、頭では可愛いと思っても、心が動かなかっただけだったんです。

ラピより後の子達は、ブリーダーさんから迎えたので、まずはお写真を見せていただいて…と段取りも違いますが、実際にその子を目の前にした時の、この何ともいえない高揚感、幸せ感は同じ。

それこそが運命の家族の印なんだと、ラピとの出逢いが教えてくれました。

実は、この2003年10月29日というのは、ラピと出逢っただけで、我が家に連れ帰った日ではないんです。ラピが実際に我が家にやってきたのは、それから2週間以上先の11月15日。

その理由はまた改めて綴るとして、私達にとって、ラピは出逢った瞬間からまぎれも無く我が息子でした。

なので、この10月29日こそ、私達の「ソマリ母ちゃん記念日」です(*´∇`*)。

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